ISO 6789-2 附属書 C の証明書要求が C.5.4 を参照している場合、どの箇条を確認すればよいですか?

対象規格:ISO 6789-2:2017 · 更新日 2026-10-28

技術監修:Alston Hsiao(Chieh-Jen Hsiao)、STAND CTO

要点

ISO 6789-2:2017 の C.8 e) は C.5.4 を参照していますが、附属書にその箇条はなく、平均値は C.5.2、不確かさは C.7 を確認します。 当サイトでは、不確かさの参照先は後者を意図していた可能性が高いと解釈しています。ただし、これは ISO の公式正誤票ではなく、存在しない箇条を補ってよいという意味でもありません。

自分で確認する:証明書の要求から参照先をたどる

まず、附属書 C の C.8 e) で「C.5.4」を探し、C.5 に戻って細分箇条の番号を確認してください。実際には C.5.1–C.5.3 までで、その次は C.6 です。同じ箇条が別のページに隠れているのでも、別の部から探す必要があるのでもなく、この附属書には対応する箇条がありません。

次に、この項目が求めている結果を確認します。対象は平均値と測定の不確かさです。参照番号に疑問があるからといって、これらの結果まで省略可能と扱うことはできません。原文が求める情報と、参照先が見つからない問題は、分けて確認する必要があります。

平均値と不確かさの箇条をそれぞれ確認する理由

C.5.2 は平均値、C.5.3 は記録された測定誤差を扱います。その後の C.6 は不確かさの要因を説明し、C.7 で校正結果をまとめています。この構成をたどれば、末尾の番号を単に実在するものへ置き換えるよりも、根拠を示しやすくなります。

不確かさの結果は、C.7.2 の W_md と C.7.3 の W′md を区別してください。前者は測定装置の相対拡張不確かさ、後者は相対不確かさ区間です。同じ欄の別表記として扱うことはできません。証明書に百分率しか示されていない場合は、どの量を表すのかを先に確認します。

したがって、当サイトが確認できるのは、参照先が存在しないことと、必要な情報が実際にはどこにあるかです。執筆者が本来どの箇条を参照するつもりだったかは、前後関係からの推測にとどまります。確認の道筋を示しても、証明書の要求を正式に変更したことにはなりません。

実務では判断の根拠を記録する

「規格の年版、箇条、原文の表記、採用した解釈」を併記することを勧めます。証明書項目の位置と原文の参照番号はそのまま記録し、平均値と不確かさについて確認した箇所を別に注記します。結果の記号、計算の根拠、対応する校正点をまとめておけば、確認者が百分率の意味を推測する必要がありません。

計算には、平均値と不確かさを実際に扱う箇条を用います。存在しない欄を埋めるために別の計算法を作るものではありません。発行者が疑問のある番号を繰り返すだけなら、採用した方法の説明を求めてください。本記事は参照先を確認するためのもので、個別の証明書の完全性を審査するものではありません。

以上は当サイトの解釈であり、ISO の公式正誤票ではありません。ISO は Part 1、Part 2 を改訂中で、現在は委員会原案 ISO/CD 6789-1.3、ISO/CD 6789-2.3 の段階です。改訂規格の正式発行後、本ページを更新し、改めて照合します。